おこんじょうるり

現代創作民話の最高傑作と評価の高い原作を、作者自らがみんわ座のために脚色・劇化しました

おこんじょうるり

原作・脚色 ■ さねとうあきら
演出 ■ 山形文雄
美術 ■ 田中佑子
語り ■ にいくら近子

上演時間 ■ 35分
パンフレット

 イタコの婆さまは、腰を痛めて寝たっきりだ。イタコは天気を占ったり、病気を治すまじないをやるのが仕事だったが、このごろはしくじりつづきで、おまじないもきかなくなった。すっかり自信をなくした婆さまのところへ、ある晩、一匹の狐が食べ物を盗みに入った。いつも狐おろしのまじないで、狐をいじめてきた婆さまは、お返しをするつもりで、イモでも餅でも、家にあった食べもをそっくりやることにした。腹いっぱい平らげた狐は、「山へ帰れ」という婆さまにこういったー「おらのじょうるり、きいてけれや」
 サテ、狐のうなる不思議なじょうるりをきいた婆さまは・・・

「影絵で観たいおこんじょうるり」

さねとうあきら

 わたしが作った創作民話のなかでも、「おこんじょうるり」は一番人気があるみたいです。語りや朗読、オペラ、人形劇と、いろいろな形で上演されましたが、影絵はまだでした。光と影のおりなす幻想的な表現は、この物語にふさわしい、いっぺん観たいと思ってきた夢が、劇団みんわ座のみなさんによって、ようやく叶いました。
 江戸時代の「写し絵」影絵を、近代的な照明によって再生させたみんわ座は、老婆と子狐の愛と思いやりの物語を、色鮮やかに描き出してくれることでしょう。伝統芸能と現代が交じり合った、心にしみる舞台を期待しています。
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