創立四十周年記念公演 〜甦る写し絵と影絵の世界〜

2008年2月16日・17日 東京芸術劇場小ホール
芸術文化振興基金助成事業
主催 ■ 劇団みんわ座

伝統の技を受け継ぎ、新しき創造の世界を試みて

出演

講談 ■ 宝井馬琴
落語 ■ 柳亭左龍
語り ■ 山崎之也
音楽 ■ 中村ヨシミツ
写し絵 影絵芝居 操演 ■ 劇団みんわ座

演目

  • 江戸 写し絵「那須与一 扇の的」講談
  • 江戸 写し絵「納豆幽霊」落語
  • 影絵芝居「雨月物語」

那須与一 扇の的

脚本 ■ 宝井馬琴
演出 ■ 山形文雄
美術 ■ 田中佑子
音曲 ■ 渡辺紅山

 源氏勢に京を追われた平家一門は、落ちのびた屋島で再起をかけて源氏と対峙する布陣を調えた。そして、源氏の弓の技量いかほどか試さんと、一艘の小舟に麗しい官女を乗せ、その前に高く扇をかざした竿を立てた。誤てば官女を射る。逸らせば、源氏を嘲笑しようとする平家の思惑。義経の命を受けた那須与一が、波の荒い海中に馬を乗り入れた・・・。

納豆幽霊

脚本 ■ 稲田和浩
演出 ■ 山形文雄
美術 ■ 田中佑子
落語 ■ 柳亭左龍
音曲 ■ 恩田えり社中

江戸は寛政の頃。裏長屋に住む納豆屋の長助が風邪をこじらせて死んだ。
 一つ四文の納豆を商うしがない渡世だが、江戸庶民の朝食に、納豆はなくてはならないものだ。町の人々は大いに困った。そこで、長助が死んで空いた家に越してきた男の枕元に長助(幽霊)が立って・・・。
 納豆をめぐる江戸庶民の暮らしのほろ苦さと笑いで綴る書き下ろし新作。

雨月物語

雨月物語・浅芽が宿より
原作 ■ 上田秋成
演出・脚本 ■ 山形文雄
美術 ■ 片岡昌
音楽 ■ 中村ヨシミツ
語り ■ 山崎之也
山田レイコ

 泰平の世が崩れ、追い剥ぎや強盗が出没する不安な街道を京に向かう旅人、勝四郎がいた。下総に住む勝四郎は、豊かな資産をもつ家柄であったが、無心にくる親戚や知人に請われるままに金子を分かち与えていたから、財産を受け継いで数年も経たぬ間に零落してしまった。貧しくとも、慎ましく暮らしていきましょう、という妻、宮木の説得に耳を貸さず、蔑みの目で見る親戚を見返してやろうと、都で高く売れる絹を馬に背負わせて、勝四郎は都へ急ぐのだったが・・・。
 清冽な愛が慟哭をよぶ、上田秋成の名作。

(記事追加予定/工事中)