Japan 2001 イギリス 写し絵公演

2001年4月〜5月 英国各地
主催 ■ (工事中)
コーディネーター ■ マービン ハード(Mervyn Heard)

チラシデザイン ■ 草原真知子

 Japan 2001 「英国における大型日本文化紹介年」として、日本の伝統文化や最先端技術のテクノロジーが見られる祭典が英国で開催されました。
 日英両国の皇太子殿下がそれぞれの国の名誉総裁を務められた、本格的な文化交流の祭典でした。
 みんわ座はその行事に参加し、江戸 写し絵を上演をして英国を巡回しました。

出演


説教節 ■ 二台目若松辰太夫
三味線 ■ 京屋麻希
写し絵 ■ 劇団みんわ座(山形文雄 田中佑子 仲亀達哉 相原美奈子)

演目


  • 「三番叟」
  • 「だるま夜話」
  • 「勧進帳」

スケジュール


  • 2001年4月28日 マジックランタン協会国際会議参加
  • 2001年4月29日 国際会議最終イベント 「江戸 写し絵上演」
  • 2001年5月02日 ロンドン大学 「江戸 写し絵上演・ワークショップ実施」
  • 2001年5月03日 ソールズベリー芸術劇場 「江戸 写し絵上演」
  • 2001年5月04日 ポーツマス芸術劇場 「江戸 写し絵上演」
  • 2001年5月09日 ブライトン中・高等学校 「江戸 写し絵上演・ワークショップ実施」
  • 2001年5月11日 ブライトン国際映画祭 王立パビリオン 「江戸 写し絵上演」

反響


 この英国公演はビデオに収録され、それが広まり、ヨーロッパの映像研究者に「江戸 写し絵」の存在が知られる契機となりました。
 200年を遡る日本の「光学映像文化」のレベルの高さを目のあたりにし、その後、多くの国の国立映画博物館・私立の博物館から資料提供の要請がくるようになりました。
 みんわ座の公演を日本で観、写し絵の資料も収集している映像研究者として知られるエルキ・フータモ氏(カリフォルニア大学準教授・当時、現教授)は、バーミンガム市の公演を観て、次のようなメッセージを寄せてくれました。

エルキ・フータモ氏からのメッセージ


エルキ・フータモ (Erkki Huhtamo)
メディア学部・準教授
アメリカ カリフォルニア大学ロサンゼルス校

 私は2001年4月、イギリス、バーミンガム市で開かれた、マジック・ランタン協会の総会を楽しみに出席し、劇団みんわ座が「写し絵」の上演をしたことについて手紙を書いています。
 上演は私にとって(聴衆の多くの人たちが熱狂的に受け入れ、私が聞いた熱心なコメントから判断しても)驚くようなものでした。
それはこれまで知られていなかった日本の視覚文化の刺激的な側面を開くものでした。
 「写し絵」の伝統様式の上演は、近年の日本のアニメーション・フィルムの成功が、長い映像文化の伝統に基づくことを示しています。そしてそれらは、西洋が学んできたものとは全く異なり、我々の考えてきた歴史的映像文化からはみ出た伝統を持つ、優れた日本の文化でした。あなた方の「写し絵」ショーは西洋の聴衆の心をとらえ、良く理解できるものでした。
 私は劇団みんわ座のパフォーマーの高いプロの技術を賞賛します。あなた方のイギリスでのパフォーマンスは、西洋の聴衆にこの芸術様式に慣れ親しむ最初の機会を提出したものであり、それが始まりに過ぎないことを心から願っています。
 私はあなた方が再びショーを発表するためにヨーロッパに(そして、希望を持ってアメリカ合衆国に)来られる機会があることを望んでいます。私がこれからあなた方にお手伝いできることがあれば、連絡をして下さい。
 謹んで。